2021年4月30日。
東北一周の旅3日目にして、岩手県2日目になります。
北上の「アメリカンワールド」
岩手県北上市にある「アメリカンワールド」。
宿泊したホテルの隣にありました。
小さな観覧車がトレンドマークにもなってます。
乗りたかったですが、営業時間外だったので乗れませんでした😅
宮沢賢治記念館
本日の行き先は、岩手県の旅で、最初に考えたプラン・宮沢賢治の縁の地巡りです。
宮沢賢治と言えば有名な童話作家で、代表作には「銀河鉄道の夜」があります。
そしてここ岩手県花巻市は、彼の出生地でもあり、様々な宮沢賢治の施設があります。
最初に「宮沢賢治記念館」にやってきました。
コロナ対策の一環として、入館時に氏名や連絡先の記入を求められます。
引用先:宮沢賢治記念館 入館料とアクセス|花巻市
https://www.city.hanamaki.iwate.jp/miyazawakenji/kinenkan/1003991.html
※2021年4月現在
館内は写真撮影禁止なので、内部の写真がありませんが、簡単に説明しますと、宮沢賢治の生い立ちや、彼の作品、心象世界などが展示されています。
「銀河鉄道の夜」では宇宙について描かれていたように、宮沢賢治の宇宙に対する想いや、彼の様々な研究は、ただの童話作家ではない、幅広い見識も持ち主であった事がうかがえます。
ポランの広場
「宮沢賢治記念館」から「宮沢賢治イーハトーブ館」へ歩いて行きました。
記念館から階段を降りながら向かいます。
ここの中央は「ポランの広場」と呼ばれていて、チューリップなどの植物が咲いてました。
自然に溢れて落ち着ける空間です😊
宮沢賢治イーハトーブ館
「宮沢賢治イーハトーブ館」は無料で入館できます。
宮沢賢治の童話集の原画が展示されています。
ここでは彼の作品が販売もされていました。
私は宮沢賢治の作品は、「銀河鉄道の夜」以外ほとんどしりませんが、様々なタイトルが並べられており、英語に翻訳された作品もありました。
宮沢賢治童話村
「宮沢賢治イーハトーブ館」から歩いて「宮沢賢治童話村」までやってきました。
宮沢賢治の作品に出てくるキャラクターや乗り物などが展示されています。
敷地は結構広かったです。
その広敷地の中に、「賢治の学校」という施設があります。
こちらは有料の施設で、5つのテーマゾーンに分けて、宮沢賢治の世界を堪能する事ができます。
「賢治の教室」という小屋が4つあります。
小屋の中では、鳥、星、動物、植物をテーマにして作品が展示されています。
売店で蕎麦茶を買いました。
じいちゃん・ばあちゃんに掛けて「じっ茶ばっ茶」だそうです😅
花巻市博物館
「宮沢賢治童話村」に隣接する「花巻市博物館」に入りました。
この施設は、これまでの宮沢賢治一色とは異なり、花巻市の歴史が、原始時代から近代にかけて展示されています。
ジオラマなどもあり、とても分かりやすい展示品でした。
山猫軒
最後は宮沢賢治記念館の駐車場まで戻ってきました。
無料のシャトルバスが出ているのですが、時間的に待つことになるので、歩いて来た道を登ってきました。
次の場所に行く前に「山猫軒」というレストランで食事を取りました。
店名は宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」にちなんでいるそうです。
「山猫ぞうすい」を注文しました。
お漬物もあってヘルシーで美味しかったです😊
とても険しき洞窟「滝観洞」
宮沢賢治の関連施設を周った後は、花巻市から東、釜石市方面に向かいました。
その途中にある気仙郡住田町にある、「滝観洞(ろかんどう)」に行きました。
ここは鍾乳洞です。
前回入った鍾乳洞は、今年正月に入った山口県の秋芳洞です。
秋芳洞は広々しており、洞窟と言っても特に難易度もありませんでした。
しかし、ここの洞窟は違いました。
まず、受付の係の人から、「けっこう足元が濡れる」と聞きました。
加えて、入る際にヘルメットを渡されました。
険しいのであろうという事が分かりましたが、この時、濡れるという意味を本当の意味で理解してませんでした。
洞窟に入ると、いきなり屈まないと進めなくなりました。
秋芳洞とは比べても比べ物にならないくらい狭いです。
加えて水です。
至る所でポタポタと水が落ちています。
場所によっては、留まるだけで どんどん濡れてしまいます。
加えて、川のように水が流れている場所があり、歩けば確実に濡れます。
ここに入るには、長靴と手袋があった方が良かったです😅
天の岩戸の滝
入り口から880メートル進むと、ようやく目的地にたどり着きます。
ゴールには「天の岩戸の滝」という大きな滝があります。
ここの滝はものスゴイ水量があります。
よって、ここに入る直前、水たまりを通らなければならないので、確実に濡れます😅
ライトアップもされていて、大変キレイで大きな滝ですが、あまりの水しぶきに、長時間留まれば確実に体が濡れてしまいます😅
しかしせっかくここまで険しい中やってきたので、濡れながらも動画撮影しました。
素晴らしい滝を鑑賞した所で、また来た険しい道を戻ります。
屈まないと進めなかったり、何度か滑ったりと、本当に険しい洞窟です。
岩で手を怪我しました。
やはり入る方は、手袋必要ですね😅
後から洞窟へやってきた方がいたのですが、受付の係員さんと私が濡れるよって話をしたら引き返えされました😅
私の濡れた姿を見れば懸命な判断だったかもしれません😅
ちなみ、その方から私の車の静岡ナンバーを見て「静岡の人なら行きますよね」って言われてました。
去られた方の車のナンバーは、なんと浜松でした。
まさかこんな場所で同郷の人がいるとは思いませんでした😅
濡れた服と靴ですが、車にちょうど替えがあったので、この場で履き替えました。
替えが合ってよかったですが、昨日は雨で濡れて、今日は晴れているのに、昨日以上に濡れるとは思いもしませんでいした😅😅
石應禅寺釜石大観音
洞窟探検の後は、東に進み、釜石市に行きました。
釜石市の「石應禅寺釜石大観音」にやってきました。
ここの観音様、「釜石大観音」はスゴイです!
何がスゴイかと言えば、釜石の高台にそびえ立ち、その全長は48.5メートルにものぼります。
遠くからでもハッキリと、その大きな像を確認することができます。
駐車場から入場券を買うと、エスカレーターで高台まで行くことが可能です。
釜石大観音のふもとにやってくると、その壮大さに圧倒されます。
最近不安定だった天気もこの日は晴れていて、青空と太陽と雲を背負う観音様は、とても神々しく映りました。
そして特徴として、魚を観音様が持っていることが挙げられます。
三十三観音の1つ、「魚籃(ぎょらん)観音」と呼ばれているそうです。
その姿は、釜石湾を見守る、釜石のシンボルとまさに言えると思います。
観音様の中は入ることが可能です。
観音様の中に、様々な神様が祀られています。
観音様の中を登ると、釜石湾を一望できる展望台があります。
とても雄大な景色を見渡すことができます。
観音様から降りて、隣りにある「仏舎利塔」に入りました。
スリランカ共和国から寄贈されたもので、仏教にまつわる様々なものが展示されています。
帰りにエレベーターを降りて「奇跡の石」というのを発見しました。
3.11の東日本大震災の大津波にも耐えたと石との事です。
一昨年、石巻市を訪れましたが、ここ釜石市も同じように、津波の震災地域です。
当時の爪痕はほとんど感じられず復興を遂げているようですが、一方で新しい建物が並んでいるのをみれば、震災地域であった事を実感しました。
建物は復興できても、全てが元通りになるわけではないと思います。
しかし、復興が進んだことは同じ日本人として、東海地震区域に住む自分としては喜ばしく思いました。
カッパ淵
釜石市からホテルのある北上市まで戻る事にしました。
途中、遠野市にある「カッパ淵」という場所に立ち寄りました。
ここでは、カッパが多く住んでいて人々を脅かしていたという話があります。
道路沿いに、カッパ淵と関係しているか分かりませんが、変な人形がいくつかありました。
ちょっと不気味です・・・😅
不気味さと言えば、去年の1月に行った徳島県にあった「天空の村・カカシの里」を思い出しました😅
まあカッパが出るような場所は不気味なのかもしれません😅
道路沿いに、駐車場とは書いてないですが、駐車場ぽかったので停めさせていただきました。
後から知りましたが、近くにある「伝承園」の駐車場が利用できるそうです。
古民家の博物館、伝承園は行きたかったのですが、営業時間外だったので行けませんでした。。
駐車した場所の道路反対側を渡り、案内板通り、土手を歩きます。
5分もかからない場所に、カッパの祠がありました。
よく見るとキュウリが備え付けられてあります。
ここのカッパは、子持ちの女性が乳が出るように願をかける叶うと言われているそうです。
本日の観光はこれで終わりです。
岩手県は北海道に次ぐ、四国に匹敵する面積を持つ県なので、移動は色んな場所を見るには移動が大変な植え、伝承園のように営業時間に間に合わない事もあります。
しかも険しい洞窟冒険までして濡れるとは思ってませんでした😅