[参照] 【ネタバレ無し】映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の感想<上> | EZiC[イージック]
映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。
ネタバレを挟みながら、映画の紹介と感想をしていきたいと思います。
あっという間の少年時代
物語はゲーム同様、主人公・リュカの誕生から始まります。
最初のシーン。
なんと、スーパーファミコンのドラクエ5の画面がそのままで、
主人公の誕生~ベビーパンサーのゲレゲレを仲間にする所までが
ダイジェストで描かれてます。
原作のゲームから移入していく演出とも言えます。
そしてサンタローズのシーンからはフル3DCGの映像に移り変わります。
雪景色のサンタローズ。
ゲームでは雪は描かれてませんでしたが、
寒さも伝わるキレイな世界が描かれてました。
そして、パパスとの修行の日々、
ラインハットに呼ばれてヘンリー王子との出会い、
それに誘拐とパパスとゲマの戦い。
無念に倒れるパパス。
ここまでの展開まで、おそらく10分も掛かってなかったと思います。
早すぎるあっという間の展開。
ドラクエ原作のボリュームと映画時間を考えれば止む得ないのでしょうが、
原作を知らない人からすれば、
・なぜヘンリー王子が拐われたのか?
と突然目まぐるしくシーンが変わるので、
そう感じるかと思います。
ちなみに、ラインハットに行く前の妖精の村のシーンはありませんでした。
なので、本当にあっという間の少年時代でした?
大神殿からの脱獄!
パパスが死に、リュカが誘拐されて10年の月日が経ち、
リュカとヘンリーはセントベレス山の大神殿にて奴隷の日々。
タルに入って脱出するのは原作通りです。
ただ、異なる点は、マリアとヨシュアが登場しませんでした。
ヘンリーとマリアの出会いを期待していた人にはちょっと残念だったかもしれません。
タルに入り、セントベレス山を落ちていくシーンは、
3DCGならではの迫力がありました!
個人的には、タルであんな落ち方したら二人共間違いなく死亡だろう!
と思いますが、ゲームでは単純に描かれていたので、
世界一高い山から落ちるには、これくらいの迫力があってもいいと思いました。
ゲームではこのまま漂流して修道院に流れ着きますが、
映画では、プサンに助けられ、その後船でビスタ港に行きます。
かくして、奴隷の日々から逃れます。
ついでに、大神殿から着いてきたスライムのスラリンも仲間にします^^
旅立つリュカ
リュカとヘンリーはラインハットを目指します。
ゲームではそのままラインハットまで一緒に行きましたが、
リュカはサンタローズに行くため、ヘンリーとここで別れます。
ラインハットのニセたいこうのイベントは映画では描かれてませんでした。
ヘンリーはリュカに、パパスに命を救われた事への感謝を伝え、
いつか力になることを約束します。
サンタローズに戻ったリュカは、
パパスの日記を発見し、
囚われの妻・マーサの話と、
リュカこそがそれを救う「天空の剣」を使える伝説の勇者であると見込んでいる事が書かれてます。
マーサは天空人であり、魔界の門を開ける呪文を知るため、
ゲマに囚われている事も。
そんな真実をしったリュカの前に、
懐かしのサンチョが現れ、感動の再会を果たします。
サンチョは天空の剣がサラボナのルドマンが所有している事を告げます。
サラボナへ行く事を躊躇するリュカ。
ゲームでは当然分からないのですが、
映画のリュカは結構ヘタレっぷりです^^
ちなみに、ゲームでは天空の剣はパパスが発見し、
サンタローズの洞窟奥に隠し、ルドマンは天空の盾を所有してましたが、
この部分は違う設定となってるようです。
リュカはサンチョから母の話を聞き、
サラボナへと旅立つ決意をします。
そして、パパスの形見である「パパスのつるぎ」も受け継ぎます。
ゲームではゲレゲレが持ってましたけど。
なんか「やればいいんだろ!?」みたいなイヤイヤそうな旅立ち・・・でしたが、
ドラクエのオープニングテーマも流れ、ようやく冒険がスタート!って感じです?
モンスターたちとの戦いの日々、
そしてゲレゲレとの再会をし、
リュカはサラボナへとたどり着きます。
ブオーンとの戦い
サラボナは襲撃にあってました。
襲撃者はブオーン。
ゲームでは青年時代後半で封印から復活を遂げますが、
映画ではすでに暴れまわってました。
ルドマンは、ブオーンを討伐した者に、
ルドマン家の財産とフローラの婿の地位を与えるとし、
訪ねたリュカにも討伐をお願いしてきます。
そして、フローラとの再会のシーンに繋がります。
スーパーファミコン版では描かれませんでしたが、
リメイク版ではパパスとビスタ港を降りる際に、
主人公はフローラとルドマンに会ってます。
なので、10年ぶりの再会という事になります。
リュカは当初の目的の天空の剣を求めてましたが、
ブオーンに奪われてました。
なので、ブオーンを討伐に向かいますが、
返り討ちに会い、街へと退散します。
倒れるリュカ。
それを助けたのは、幼馴染のビアンカ。
ビアンカともここで再会を果たします。
ゲームでは山奥の村での再会でした。
フローラもビアンカも素敵な女性として描かれてます。
結婚もどちらを選ぶかより悩みどころ、ってところでしょうか?
ビアンカを加え、ブオーンに再戦します。
ブオーンとの戦いは、ここまでの映画で一番壮絶に描かれてます。
大地を駆け巡り、県と呪文で攻防するリュカたちとブオーン。
迫力満点のバトルです。
これぞドラクエ!と、ここまでで最も盛り上がってきたと感じました。
緊迫と迫力だけでなく、
天空の剣を抜こうとして抜けないリュカの間抜けっぷりな笑い要素もなかなかでした?
激闘の末、ブオーンを追い詰めたリュカ。
リュカはブオーンを倒さず、服従させました。
サラボナに帰り、歓待で迎えられるリュカたち。
そしてリュカには次なる祝福が待ってました。

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