2022年12月31日。
旅の3日目、2022年大晦日は長崎市にて迎えました。
路面電車で長崎市内を移動！
本日は長崎市内の観光名所を歩き回ります。
レンタカーでの移動と交通機関での移動を迷いましたが、せっかく路面電車もある事なので、交通機関で行く事にしました。
というかそもそも、昨日、長崎市内を車で走っていたら、初日同様に走りにくいと感じた上、路面電車にクラクション鳴らされてちょっと嫌な思いをしたからってのもあります😅
何というか、右折する時に、通常なら対向車と横断歩道を見ればOKなのですが、ついでに右後ろの路面電車にも注意を払わねばならず、しかも慣れなかったせいか、右折待機時に若干軌道に入っていたので邪魔扱いされたようです😅
まあそこは私が悪いのですが、路面電車の停留所にちゃんとその辺の注意もありましたが・・・やはり慣れない余所者が、しかもこれまた慣れないレンタカーでってのは神経を使うので、交通機関にしました。
出発はホテル前、長崎駅前からです。
長崎原爆資料館
まず最初に向かったのは「長崎原爆資料館」です。
長崎といえば、広島と同じく、我々日本人には忘れる事のできない原爆の悲劇があった場所です。
ただ、私は広島の時と同じ過ちを犯しました。
広島の時は、緊急事態宣言で臨時休業しており、今回の長崎でも年末年始でお休みでした・・・
2年前の広島訪問
爆心地公園
休みなものは仕方ないので、気を取り直して原爆資料館のすぐ下にある「爆心地公園」に行きました。
77年前の1945年、ここの上空で原爆が爆発した正にその中心地です。
歴史には様々な議論があるので、私自身多くを決めつけるような事はしませんが、一つだけ確実に言える事があります。
それは日本に戦争犯罪という国家的な罪が例えあったとしても、広島や長崎に住む何十万人を虐殺する正当な理由にはならない事です。
それは今行われているウクライナ戦争にも同じ事が言えます。
私の結論は、だから日本は武装を放棄するという左翼的な考え方とは全く異なりますが、このような愚かな事がこの地球上で二度と起きてほしくない事は、この場に来て改めて強く感じました。
長崎平和公園（平和祈念像・平和の泉）
爆心地公園のすぐとなりには「長崎平和公園」があります。
ここには有名な「平和祈念像」があります。
その姿は正に威風堂々です。
日本の平和がいつまでも続き、世界が少しでも平和になるように祈りを込めてきました。
平和祈念像作者の言葉
あの悪夢のような戦争
総務省｜一般戦災死没者の追悼｜平和祈念像
身の毛もよだつ凄絶悲惨
肉親を人の子を
かえり見るさえ堪えがたい眞情
誰か平和を祈らずにいられよう
茲に全世界平和運動の先駆として
此平和祈念像が誕生した
山の如き聖哲それは逞しい男性の健康美
全長三十二尺餘
右手は原爆を示し左手は平和を
顔は戦争犠牲者の冥福を祈る
是人種を超越した人間
時に佛時に神
長崎始まって最大の英断と情熱
今や人類最高の希望の象徴
昭和三十年 春日 北村西望
長崎新地中華街
再び路面電車での移動で、次に向かった先は「長崎新地中華街」です。
ここは日本にある「神戸の南京町」「横浜中華街」と並ぶ三大中華街の1つです。
今回でその三大中華街全て訪れた事になりました！
ただ長崎の中華街は、横浜や神戸と比べて規模的にはこじんまりとしています。
オマケに大晦日のせいか、休業しているお店も多く、開いているお店もお昼時なのか、結構な行列が出来てました。
昼食は何が何でも中華街でってわけではなかったので、色々見ながら他も探してはみました。
ちなみに、長崎名物の角煮まんじゅうは食べました～
三大中華街の訪問歴
横浜中華街
神戸南京町
ガスト 長崎中央橋店
色々と昼食場所を探して歩きまわっていたのですが、ピンと来るものがなく、再び中華街に戻ってもやはり行列(素直に待ってれば良かったですが😅)だったので、結局近くのガストで食事しました😅
ここの猫の配膳ロボットは、佐渡に渡る前に新潟市で食事したしゃぶ葉のものと同じでした。
会計もセルフレジが用意され、人件費削減の世の流れがよく分かります。
出島
長崎と言えば昨日訪れたハウステンボスの他に、もう1つどうしても行きたかった場所があります。
それが「出島」です。
歴史の教科書にも出てきた、江戸時代の欧州(オランダ)と日本との唯一の接点となった場所です。
出島と言えば、人工島のイメージが強かったのですが、行ってみると島ではありません。
確かに出島の形をして、入り口には端があって、下に海水と思われる堀はあるのですが、一方その裏手には大きなビルもあり、むしろ海感はまるでありません。
何なら、裏手には、ビルだけでなく路面電車さえ走ってます😅
というわけで、ここら辺一帯、埋め立てられた事がよく分かります。
入り口で入場料を払い、出島に入ると、当時の建物などが再現されている一方、この出島自体も近年の復元事業で建てられたものも多く、古風ながらも寂れているという感じよりは、比較的新しい感じを受けました。
当時の様子は、展示資料を見ながら想像するしかありませんが、日本の歴史の重要な場所である事に間違いなく、長崎とオランダを結ぶ絆の始まりの地に来ることができて良かったです。
グラバー通り
出島からまた路面電車に乗って移動しました。
やってきやのは「グラバー通り」です。
グラバー通りには、大浦天主堂やグラバー園に通じる坂道があり、その沿道の坂道には多くのお土産店で賑わっています。
大浦天主堂（おおうらてんしゅどう）
グラバー通りの坂道を登ると「大浦天主堂（おおうらてんしゅどう）」が見えてきます。
ここはカトリックの教会堂で、キリスト教の建築物としては日本最古の建物になり国宝にも指定されています。
この日は博物館が休館でしたが、とりあえず教会堂には入りました。
中は撮影できませんでしたが、信仰心のない私にも神聖な祈りの場という空気が伝わってきました。
グラバー園
次に訪れたのが「グラバー園」です。
ここは、1859年の長崎開港後に来住したイギリス人商人グラバー・リンガー・オルトの旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築した野外博物館になっています。
歴史的な邸宅や庭、そして長崎港を見下ろす絶景の景色が堪能できます。
それから余談ですが、実はお忍び？と思われるある有名人達とその家族がいました。
まあこういう時、プライベートを邪魔するのも良くないの気が付かないフリをしましたが、ちょっとした思いがけない出来事でした😅
長崎伝統芸能館
最後に、グラバー園の隣にある「長崎伝統芸能館」に入り、展示物やら資料映像を見ながら一休みしました。
「長崎の龍踊り」は日本三大祭の一つだそうですが、やはり龍を使うという事で中国から伝わったもののようです。
西洋だけでなく、中華圏の文化も取り入れた、長崎の町は伝統の国際色に溢れた街だと改めて実感しました。
オランダ坂通り
最後に、グラバー通りから歩いて「オランダ坂」に行きました。
とてもキレイな坂だったのですが、本日は体力的にもキツくて、正直全部登ることはしませんでした。
長崎は本当に坂の多い街ですね＾＾
＜ちょっとした長崎バスにまつわる余談＞
ここまで路面電車を移動で使っていましたが、ホテルに帰るには、場所的には路面電車よりもバスに方がベストチョイスだったので、バスに乗りました。
バスは県営と民間の長崎バスが運営していて、年末年始は県営は全てお休み？だったので長崎バスに乗りました。
そこでちょっとした長崎バス特有？と思われる事がありました。
バスに乗る以前から、どうも長崎のバスはスピード出してるな？と思ったのですが、私の乗ったバスも結構スピード出してました。
というか、普通バスって、発進時に運転手さんが「発射します」って言ったり、停車の際にもマイクでアナウンスしますが、それらが一切なかったです。
色々後から長崎のバスについて調べたら、正直結構評判が悪い書き込みがあり、残念な事に今日乗ってみて納得してしまいました。
もちろん、年々改善もされているようだし、そんなバスばかりではないのだと思います。
私も悪口みたいな事は言いたくたいのですが、しかし観光地・長崎においては観光客にもそうした予備知識みたいなものはあってもいいかと思い、一応、私の体験した感想を添えました。
繰り返しますが、全てのバスが悪いかは私には分かりませんが、そうした評判だったり、裏付けるような実感をした事は述べておきます。
白木屋 長崎駅前店
夕食は、ホテル近くにして長崎駅前の「白木屋 長崎駅前店」で取りました。
やはり飲食店は、大晦日もあって人手不足なのか、正直注文してから料理が遅かったり、呼び出しベルを何度か押しても、結局店員さん来なかったり、バタバタと店員さんが忙しそうに走り回っていたりと、大変そうな様子は伺えました。
その点、私自身は目くじらを立てるほどの事でもないと思いましたが、こうした影響も結局回復してもコロナのショックを引きずっているって気はしました。
年越しにカップそば
年末、最後に結構恒例となっている年越しそばならぬ、年越しカップそばです＾＾
本日も一日中歩き回ったせいで、疲れて年越しカウントダウンを迎える事なく、眠りにつきました。
2022年もいい年でした！！
＜れいわ・九州観光＞
＜本日の経路＞
