「エッジ」ブラウザで複数セッションの構築
前回、「GoogleChrome」にて複数セッションの構築方法を紹介しました。
今回は同じ「Chromium派生ブラウザ」である「MicrosoftEdge」にて複数セッションを構築します。
とは言え、ほぼ同じです。
ちなみに、 「MicrosoftEdge」 なのでOSはもちろんWindows10です。(他のOS版もありますが。。)
① ユーザーデータのコピーを作成する
まずコピー元となるユーザーデータの場所は、以下の場所にあります。
<ユーザー名>の部分は、それぞれのログインユーザー名になります。
★Edgeのユーザーデータ保存先
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Edge\User Data
この「User Data」フォルダをコピーします。
「User Data」 のフォルダ名は分かりやすいように変えてもOKですが、私は別のドライブにそのままコピーしました。
コピー先はどこでも構いません。
★Edgeのユーザーデータコピー先
D:\bin\Edge\User Data
②Edgeのショートカットを作成する
次にChromeのショートカットを作成します。
インストール先から「chrome.exe」のショートカットを作成します。
■32ビット版の場合
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe
■64ビット版の場合
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe
※私の環境では64ビット版をインストールしてあるのですが、なぜかインストール先は(x86)の32ビット版でした
③ショートカットのリンク先を変更
作成したショートカットのプロパティを開きます。
リンク先に「“C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe”」ありますので、
ここに「 –user-data-dir=”<ユーザーデータのコピー先>“」を追記します。
★Edgeのユーザーデータコピー先
“C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe” –user-data-dir=“D:\bin\Edge\User Data“
④変更したショートカットで起動
変更したショートカットでEdgeすればOKです。
Chromeの場合、同期設定をする必要がありましたが、Edgeの場合、既に同期済みだった場合、特に同期設定の必要はありません。
これは恐らく、マイクロソフトアカウントがOSと紐付いているからかもしれません。
⑤テーマを別セッションで変える(任意)
Chromeの場合は、テーマを変えるには同期のチェックを外しました。
しかしEdgeの場合、テーマは同期されないようなので、そのまま変えればOKです。
「設定」から「外観」で変更します。
⑥アイコンを変える(任意)
これChromeと同じです。
作成したショートカットのアイコンも変える事で、区別しやすくなります。