2020年8月16日お盆休み最終日。
最後に訪れたのは、あの有名な「黒部ダム」です。
元々、富山の旅は、この黒部ダムに行く事でした。
富山県側の立山から黒部ダムへ行く、「立山黒部アルペンルート」を通る予定でした。
ところが、事前の下調べが足りなくて、かなり甘く見ていたのですが、このアルペンルートを通るには、かなりの所要時間を必要とするようです。
時期や季節にも寄りますが、富山県側の立山駅から長野県側の扇沢駅まで、通過するのに6~7時間(※昼食1時間)掛かると紹介されてます。
立山駅~黒部ダムを往復した場合は8~9時間(※昼食1時間)掛かるそうです。
車を立山駅に停めた場合、戻るのに9時間もかかったのではたまりません。
往復は元々予定していたのですが、まさかこれほど掛かるとは思いませんでした。
そこで色々考えた末、「立山黒部アルペンルート」を諦め、富山県から長野県まで車で周り、扇沢駅から黒部ダムへ行くことにしました。
黒部ダム自体は富山県側にあるのですが、黒部ダム自体は長野県から行った方が、所要時間は16分ほどと短いです。
よって、まずは扇沢駅を目指しました。
扇沢駅に着いたのは12時過ぎです。
ここから関西電力の電気バスを使い、黒部ダムまで行きます。
扇沢駅から黒部ダムまでは、往復料金は大人2610円です。
片道6.1Km、往復12.2Kmと考えれば結構なお値段です😅
このアルペンルートは、もちろん徒歩なのですが、その間に多くのケーブルカーなどの乗り物を使うので、立山駅から扇沢駅までの片道料金は大人8430円になります。
往復すれば14150円と、単なるハイキングコースかと思いきや、結構なお値段のするルートです^^
ちなみ、後から知ったのですが、車でアルペンルートは通り抜けできないため、車で向こう側まで通過する人のために、転回サービスがいくつかある事を知りました。
人は歩いて通過し、車は業者が反対側まで運んでくれるサービスです。
何社か見ましたが、大体3万円くらいの料金で、5時間後に車を反対側に運んでいるというのが、各社大まかな共通サービスです。
これを事前に知っていれば、もしかしたら利用したかもしれませんが、次回アルペンルートを制覇する際には利用を検討したいと思います。
バスが黒部ダムの停留所に着くと、ダムへは2つの道を選べます。
上から登ってダムを見下ろしながら降りていくルートと、少し下ってダムの横から出るルートです。
初めから登りもシンドいので、下から出ました^^
トンネルを抜けで出ると、ダム湖(黒部湖)が広がってました!
青空に青い水、そして連なる山々。
大自然の絶景です!
気温は地上より低いですが、真夏という事もあって、半袖でも十分な気温でした。
まずは黒部ダムで定番?といえる「黒部ダムカレー」を注文しました。
カレーを黒部ダムに見立てたカレーで結構有名なようです。
まあ、普通といえば普通なカレーでしたが、ダムを見た後に、ダムを見ながら食べるカレーはより満足感をもって食べる事ができます😁
食事の後は、黒部湖の「遊覧船ガルベ」に乗りました。
この遊覧船は、日本ではもっとも標高の高い遊覧船と紹介されてました。
黒部湖とその周辺自体は富山県で、湖は県境ではありませんが、南西の方は長野県側になりまっす。
この湖の富山県側(西)と長野県側(西)とでは、植物も少し違うと船の放送で紹介されてました。
大自然の中、湖を颯爽と走る船は爽快感も抜群です!
船を降りてダムまで戻り、階段を下に降りました。
そこには、黒部ダムを作った人たちの資料や、映画になった石原裕次郎の「黒部の太陽」の紹介がされてました。
犠牲者も出て、これだけのダムを作るのには、きっと想像もつかないような壮大な物語があったのだと思います。
最後は階段をひたすら登りました。
最初に選べたルート、ダムを見下ろせるルートです。
見下ろすまでには、かなり登らないとなりません・・・
しかもバスの時刻も迫っていたので、急いで登りました。
急ぐととても疲れるので、できれば余裕を持って登ったほうがいいと、身を持って体験しましたが、それにしても、結構登りました・・・
登りきった頃には、かなりバスの時間も迫っていたので、数枚ダムの写真を撮って、すぐに停留所に向かいました。
富山に行くと決めてから、絶対に行きたいと思った黒部。
黒部アルペンルートを断念したのは残念でしたが、黒部ダムはしっかり拝めましたし、何より次回の目標もできました。
今度は立山から歩いて黒部ダムを目指したいと思います。
良い旅になって良かったです!😄