日本学術会議の任命拒否問題で、静岡県の川勝平太知事は「菅義偉首相の教養レベルが図らずも露見した」と発言し、物議と批判を浴びました。
その後、県議会最大会派の自民改革会議から抗議文を受け取った後、「学歴差別のように取られたのは本当に残念。申し訳なく思う」として撤回と謝罪をしました。
川勝知事と言えば、去年の自民党会派を念頭に「ヤクザや、ごろつきがいる」として撤回と謝罪をしたばかりです。
川勝知事は平成21年(2009年)、当時の民主党や社民党、国民新党の推薦を受けて初当選しまいした。
言ってみれば民主党系の人物とも言え、県議会の自民党会と折が合わないのは当然かもしれません。
しかし、知事のイデオロギーはどうあれ、今回の発言といい、これまでの発言といい、不適切極まりない事は、静岡県民の私としては残念でなりません。
前回撤回した「ヤクザ発言」については、「県議会にはヤクザもいる、ゴロツキもいる。そういうゴロツキと一線を画してバンバンやってほしい」「反対する議員は文化力がない」「反対する人がいたら県議会議員の資格がない」などと一連の発言をしました。
今回の「教養レベル発言」と同じで、川勝知事の本質は、自分の考えに合わなかったり反対する人物、あるいは自身が教養が足りないと感じた人物を排除し聞く耳を持たないと、言われても仕方ないと思います。
『2009年度から16年度までの8年間で、県職員41人が自殺』という話があります。
これが直接川勝知事と関係しているか分かりませんが、しかし県庁のトップは川勝知事です。
知事のこのような考え方が、もちろん事実も因果も分かりませんが、異様な事態に、こうした県職員に多大な負担を与えていると危惧してます。
「リニアの問題でJR東海が静岡を悪者にしている」と川勝知事は発言してました。
リニアの問題は、静岡県民の水問題に関する言い分もあるので、一概に県民が悪者にされている事については残念に思いますが、その原因を作っているのは川勝知事の自身の不用意な発言や態度にあると私は思ってます。
来年には静岡県知事選挙があります。
川勝知事には静岡県政から退いていただき、任期まで不用意かつ挑発的な発言はしないよう、県民の一人として願ってます。
<参照:「菅首相の教養レベル露見」発言 川勝静岡県知事が撤回、陳謝|静岡新聞アットエス>
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/820167.html
<参照:川勝知事の発言撤回、今年2度目 自民「愚の骨頂」けん制|静岡新聞アットエス>
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/820454.html
<参照:静岡知事が「教養レベル露見」発言を撤回 菅首相に謝罪の意 – 産経ニュース>
https://www.sankei.com/politics/news/201016/plt2010160010-n1.html
<参照:川勝平太 – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%8B%9D%E5%B9%B3%E5%A4%AA