2020年9月14日、ヘイトスピーチで学校法人京都朝鮮学園の名誉を傷つけたとして、名誉毀損罪に問われた「在日特権を許さない市民の会(在特会)」元幹部の控訴審判決が大阪地裁で下されました。
そもそもの発端は、2017年4月に、被告は「この朝鮮学校は日本人を拉致し、校長は国際手配されている」と発言した事に対する名誉毀損との事です。
判決は、罰金50万円とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却しました。
被告側は上告し最高裁で争う構えです。
在特会は2006年12月に会を設立し、立ち上げたのは現在の日本第一党党首の桜井誠氏です。
桜井氏は2014年11月に在特会を辞任してますが、その当時のエピソードを、最近、作家の百田尚樹氏が運営する「百田尚樹チャンネル」にて語っておりました。
この判決を聞いた時、在特会時代について語られた「勧進橋児童公園」の朝鮮学校不法占有事件について思い出しました。
この今回の判例にもある「京都朝鮮第一初級学校」では、50年以上にわたり、「勧進橋児童公園」を不法占有してきました。
50年、半世紀です。
それまで役所や警察など、公権力は一体何をしてきたのだろうか。
今回の裁判になっているヘイトスピーチについて、私は詳しくは分かりません。
したがって、この判決自体について何か述べるつもりはありませんが、公権力だけでなく、マスコミはこれまでどのような報道をしてきたのかを深く考えさせられます。
確かに在特会や桜井誠氏は、ヘイトとも取れる強烈な表現をします。
それは決して褒められる事ではありません。
マスコミに叩かれるのは、仕方がないかもしれません。
しかし、一方で公園の不法占有問題や、その他 朝鮮学校や朝鮮総連、そうした在日朝鮮社会がもたらす日本社会の闇を、マスコミはなぜ報道しようとしないのでしょうか。
先程も言いましたが、決してヘイト的な表現は褒められるものではありません。
しかし、公権力さえも及ばない絶望的な中、それらに風穴を開けるのに必要だったと、桜井氏は語ってましたが、私はそこには共感できます。
そして、朝鮮社会側や、それを支援する日本の左翼的団体のヘイトや不法とも思える行為には、マスコミは大々的に報道しません。
繰り返しになりますが、今回出た名誉毀損案件について私には分かりません。
しかしだからこそ、マスコミは、公平中立を保ち、両者の主張と取り巻く問題や環境について、報道すべきだと思います。
<参照:「日本社会が怖い」朝鮮学校関係者、判決に強い不安 在特会元幹部の控訴棄却も「公益目的」否定せず 朝鮮学校ヘイト問題>
https://www.47news.jp/localnews/5256325.html
<参照:在特会元幹部、二審も罰金 ヘイトで名誉毀損認定―大阪高裁>
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091400081
■YouTube:【緊急対談❗】百田尚樹氏が迫る桜井誠・日本第一党党首で考えさせられるもの