GoToトラベル、全国一律停止が本当に正しいのか?

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12月14日、突然 GoToトラベルの全国一律停止が発表され、関係者を始め多くの人に衝撃と同様が広がっています。

発表の詳細は、大阪市・札幌市を目的地とする旅行のGoTo除外の延長と、東京都と名古屋市を目的とする旅行も新たに対象外とし、今月28日から来年1月11日まで全国一斉に停止するというものでした。

GoToの7月の前倒しといい、いつも突然です。
まあ発表というものは突然というものもありますが、それにしても、担当省庁の国交省は寝耳に水なので、当然 旅行業者も政府の具体的な中身が決定してないので、混乱してしまいます。

GoToに関しては、ブレーキの仕組み、つまり停止するための条件や、その際の業者への対応などが細かく決められてないため、この突然感というのが広がっているのだと思います。

私個人としては、全国一律停止には反対です。
これは、国民に対する強力なメッセージになるかもしれませんが、医療体制が逼迫していない場所に適応する意味があるのか?
約1年間コロナ対策をしてきて、そのような結論になるものでしょうか?
私には到底思えません。

メディアが世論を煽るから、政治もそれに迎合する形になったように私には思えてなりません。

確かに医療体制の崩壊による命の重みは無視してはいけません。
しかし、同時に、今年は経済的事情から自殺者の増加している点も無視していい話ではありません。
12月14日時点で、最も累計感染者数を出している大都市・東京(47530人)と、都道府県で最も感染者を出していない鳥取県(68人)とでは、事情はまるで違うはずです。

確かに一律停止なら、旅行だけでなく、帰省も控えるようにという強力なメッセージになるかもしれませんが、私はこのような一律停止のようなやり方には賛同できません。

インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行の懸念がありましたが、今年はインフルエンザは極めて感染が少ない事が分かっています。
そして新型コロナの累計死者数は、例年のインフルエンザの水準にも及びません。

だからコロナは大丈夫と言いたいわけではありません。
東京がニューヨークのようになる、最大で42万人が死亡すると言われた日本で、現在そのようになっていませんが、メディアも野党も含めて、あまりに政権を批判しすぎているのでは?と私は思いますし、そして、旅行が感染を拡大させている根拠が無い中、この全国一律対応に、経済を停止させてまで意味があるのか?と疑問に思っています。

それから、メディアにはもう1つ言いたい事があります。

緊急事態宣言をすべきと主張するのも結構ですが、1月時点で「人から人には感染しない」「中国人を排除せず共に手を洗おう」等と武漢閉鎖という異常事態を目の当たりにしても、そのような主張をされ、更にいつの間にかビジネス渡航など、徐々に緩和されている外国人の往来についても、メディアは声を大にして批判しません。
日本人に自粛と移動要請を行っている中、これはあんまりなダブルスタンダードではないでしょうか?

今後のコロナ対策やメディアの発信に益々不安な気持ちです。

<参照:GoToトラベル全国一時停止へ 地域限定の対応から方針転換 政府 | 新型コロナウイルス | NHKニュース>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201215/k10012764561000.html

<参照:急転直下のGoTo見直し 国交省は寝耳に水の大混乱>
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000188640.html

<参照:新型コロナウイルス 都道府県別の感染者数・感染者マップ|NHK特設サイト>
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

<参照:コロナとダブル流行なんて言われてたけど、「インフルエンザ患者」がほぼゼロになっていた(週刊現代) | マネー現代 | 講談社(1/5)>
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/78035

<参照:国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について|外務省>
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/cp/page22_003380.html

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