なくならない不正乗車

10月14日、JR九州は、駅の改札業務などを委託している子会社「JR九州サービスサポート」の社員と契約社員計16人がICカード乗車券を不正利用して無賃乗車した事を公表しました。
不正利用した金額は17万780円に上るとの事です。

JR九州は、他の鉄道会社でも不正があったため、2019年4月から2020年9月までICカード「SUGOCA(スゴカ)」の記録調査をしていて、今回の件が発覚したとの事です。

この他の鉄道会社の不正とは、おそらく2019年4月という時期から見ても、京王観光のJR券不正利用の事だと思います。

この事件では、2007年4月以降、記録が残るものだけで約6000万円の不正が発覚し、一部の証言では1990年代から既に行われていたとありますので、不正金額はこれ以上であると思われれます。

鉄道の不正乗車と言えば、今の若い人たちは知らないかもしれませんが、昔はキセル(鉄道で言えば不正乗車をする意味)という言葉がありました。
時代とともに自動改札機が導入され、更にはSuicaなどのICカードも登場し、他社鉄道への相互乗り入れもスムーズになり、それと共に旧来の不正乗車は無くなりましたが、一方で不正手段も新たなやり口が登場しているのかという印象を受けます。

しかもそれを行っているのが、鉄道の子会社、あるいは関連会社や委託先という、鉄道・交通業務に従事している人の犯行というのが、あまりに身勝手でなりません。

バレなければいい、バレるはずが無いと思ったのでしょうか。
最近の給付金不正受給問題もそういう考えがあったに違いありません。

しかしこれらは犯罪行為です。
しっかりと運賃を支払っている乗客のためにも、このような事が起きないよう、また昨今コロナで苦しい経営の中、真面目に働く鉄道関係の従事者のためにも、このような事が起きないよう徹底してほしいものです。

<参照:IC乗車券不正で9人解雇 JR九州の子会社 :日本経済新聞>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64988810U0A011C2ACYZ00/

<参照:JR九州の子会社 16人がIC乗車券不正利用、1人で148回も|【西日本新聞ニュース】>
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/654301/

<参照:京王観光、JR券不正で賠償金1.8億円、大阪支店閉鎖へ | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン>
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=85124

<参照:なぜ不正乗車を「キセル」と言うのか? 大正時代に「煙管乗り」という言葉も | 乗りものニュース>
https://trafficnews.jp/post/82596

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