行革を占う河野大臣の「こんなものさっさとやめたらいい」

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2020年9月16日。
おそよ8年ぶりに新しい総理大臣が誕生しました。
菅政権のスタートです。

日本経済新聞社とテレビ東京の緊急世論調査では、内閣支持率74%で、政権発足時としては過去3番目の高さという事です。
支持する理由には人柄や安定感との事ですが、実際に私も含め、多くの人はテレビなどのメディアを通じた印象しかないと思いますが、毎回のように政権支持理由に挙げられている点が何とも不思議というか、平和な日本ならではという気がします。

さて、そんな菅政権ですが、組閣が終わり、恒例の閣僚のリレー会見があります。
その中で注目を集めた閣僚の一言がありました。

防衛大臣から行政改革担当大臣に横滑りした河野太郎氏です。
当日、彼はツイッター上でも会見待ちの様子をつぶやいてました。
それを見ると、何とも不満そうな印象を受けます。

そして河野大臣の会見になり、記者から行政改革のスピード感について質問を受けると、

「大臣が各省に散ってやりゃすぐ終わる前例主義の最たるもの。こんなもの、さっさとやめたらいいと思います。これを皮切りにいろいろやっていきたい」
「各省に大臣が散ってやりゃあ、もう今頃みんな終わって寝てますよね」と指摘

と述べました。

全くその通りです(笑)。
この件で、ネットではほぼ賛成や納得の声が上がってました。

河野氏と言えば、先月の防衛省の定例会見でも、記者から「周辺国からの理解は得られるか?」という質問に「周辺国とは?」と聞き返して「我が国の領土防衛になぜ中国や韓国の了解が必要なのか」とバッサリ答えた事が話題になってました。

この件は私もYouTubeで少し語りましたが、今回もバッサリと切ってくれました。
河野氏は、条件付きで女系天皇容認を示した事で、保守陣営からは反発の声もありましたが、彼の人気の高さというのは、このようにハッキリしている所にあるのだと思います。

とは言え、これってある意味 聞けば当たり前ですよね。
その当たり前が、政治家の場合、奥歯に物が挟まったような回答をするから、聞く方もスッキリしないものだと思います。

話を戻しますが、私はこのようなリレー会見は確かにする必要がないと思います。
もし必要なら、深夜に及ぶリレー会見のその必要性を教えてほしいくらいです。

菅政権では行政改革に加え「デジタル化」を柱に掲げてます。
このリレー会見も、果たして深夜まで多くの国民が見てるでしょうか?
多くの人は翌日のテレビなどで見るはずです。
今の時代はネットでいつでも閲覧する事も可能です。

菅政権の今後の支持率は、こうした、アナログ的な手法を打破できるかに掛かっていると思います。

<参照:河野太郎氏、深夜の閣僚20人リレー会見に苦言。「こんなものさっさとやめたらいい」>
https://www.huffingtonpost.jp/entry/konotaro_jp_5f62c39bc5b6c6317cff70fb

<参照:菅内閣支持率74%、発足時歴代3位 「人柄」を評価>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63999770X10C20A9MM8000/

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■YouTube:河野大臣「やめたらいい」 深夜の会見に苦言(2020年9月17日)

■YouTube:河野防衛大臣への記者会見質問、本当にそれでいいのか?

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