「どんなときもWiFi」無制限や使いたい放題には一歩立ち止まって考えよう

現在の社会ではサブスクリプション方式と呼ばれる、料金定額制サービスが人気を集めています。
身近な代表的なサービスと言えば「音楽配信サービス」などがあります。

この定額制料金サービスには一定の条件なら無制限など、支払った料金以上にお得感をアピールするサービスは少なくないと思います。

そんな無制限を売り文句にしたサービス「どんなときもWiFi」が、2020年8月24日に無制限プランの提供を10月31日に終了すると発表しました。

「どんなときもWiFi」について簡単に説明します。

株式会社グッド・ラックが運用する「クラウドSIM」を利用した通信サービスで、「月額3480円で通信速度無制限のネット使い放題」を最大の売り文句にしていました。
一時期、私のYouTubeで流れる広告は、この「どんなときもWiFi」が多かったので、個人的にはとても印象深く残っています。

ところが、その広告攻勢とは裏腹に、事業の採算については「継続が不可能との判断に至った」として、サービス終了を発表したのです。

この「どんなときもWiFi」は、以前から通信障害の問題などを抱え、利用者からかなりの不評を買ってました。
一部では「詐欺と言われても仕方ない」という批判も聞かれます。

私は当初からこのサービスには、かなり疑問を持っていました。
それはよく仕組みを理解しているからという理由ではなく、大手通信会社から回線を借りているサービスで、同様の料金体系による無制限サービスが無かったからです。

もちろん、大手通信会社には無制限、あるいはそれに近いサービスはあります。
しかし、いずれも月額3480円で提供できるサービスはありません。

楽天には「UN-LIMIT」という条件がつきますが、月額2980円でしかも1年間無料で使えるプランがあります。

ただし、楽天の場合は、既存の3大キャリアに追従するために、本プランは採算を度外視した顧客獲得重視の側面があり、単純に比較はできません。
また、楽天もいずれサービス価格を上げていく事は確実だと思います。

今回「どんなときもWiFi」の採算が取れないという事業計画については、一体どのような見通しをしていたのだと首を傾げるしかありません。

私は、できれば価格の安いサービスに目を向けがちですが、一方でこうした事業継続性の疑わしいものには慎重です。

世の中にはこのような例と同じように、少し考えてみれば「それは本当にアリなの?」というものがあるかと思います。
甘い謳い文句に騙されず、ふと立ち止まって考える事も大事だと、改めて実感いたしました。

<参照:「どんなときもWiFi」は何が問題だったのか? サポートの側面から考える (1/2)>
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2008/28/news053.html

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