「新世界」から少し歩いて隣の街までやってきました。
そこは大阪市西成区にある「あいりん地区」。
通称「西成」や「釜ヶ崎」と呼ばれているエリアです。
「日本三大ドヤ街」の1つです。
「ドヤ街」とは、日雇い労働者が集中して集まっている場所の事で、
「寄せ場」とも言うそうです。
かつて、日本一危険な街、日本のスラム街と言われていたそうですが、
今はそれほど治安は悪くないそうです。
新世界の隣にあるので、
せっかくなのでどんな街か歩いてみました。
ざっと特徴を上げてくと、、
■1000円台の簡易宿所施設が目立つ
日雇労働者の街ということで、無一文でも受け入れてくれる、
そのまさに受け皿といえるんじゃないでしょうか。
1ヶ月単位で宿泊も可能な所が多いです。
自分も安いビジネスホテルは利用しますが、
かなり質素そうで、もし宿泊したら、グッスリ眠れるか不安です😅
■街路は異質な空気
ここの街は、異質な空気に包まれてます。
空気感、という意味でもそうですが、
実際に匂いもどこか鼻につきます。。
普通の日本の街に比べ、
荒れ放題とは言いませんが、やはりどこか清潔感がないです・・・
異質な空気はここから生まれてくるのかもしれません
■街の人々
おっちゃんが多いです!
90%占めてる?って感じるくらい多いです。
皆さん、多分日雇い労働者なのでしょう。
若い人、特に若い女性など見かけませんでした。
ゲーセンも驚きです!
ほぼ100%オッチャン達がゲームしてます。。
とても他では見られない光景です。
それから、中古の家電製品などのお店が結構あります。
ただ、それほど安いとも言えない値段でした。
■有名らしい「スーパー玉出」
この大阪の界隈では「スーパー玉出」というスーパーが有名との事です。
かなり安いらしい。
実際、惣菜やお弁当などはかなり安いです。
全てのものが他より必ずしも安いわけではないですが、
この辺も日雇労働者が多い街ならではの特徴と言えるかもしれません。
ちなみに、街には、200円のラーメンやうどんなどのお店がありました。
どこだけデフレなんでしょう^^
ちなみに、自動販売機も100円や80円、
あるいは50円といったかなり安いジュースが大半でした。
■釜ヶ崎夏祭り
事前に調べた情報に、「釜ヶ崎夏祭り」というのがあると知り、
行ってみるとやってました!
やはり一般的な夏祭りとは何というか、
全然違う感じです。
労働者の権利を守るための主張の垂れ幕など、
ここならではな感じがしました。
ただ、とても賑やかで、
野外ライブはとても盛り上がってました。
■YouTube:第48回 釜ヶ崎 夏祭り
そんな感じで、ちょっといろいろ「大阪西成・釜ヶ崎」を散策してみました。
自分以外にも、近年は好奇心からこの街に訪れる人はいるようですが、
決して観光地って感じではないですね。。
ただ、最近は外国人などのバックパッカーが、
ホテルの安さに宿泊しているそうです。
街では外国人は見かけませんでしたが。。
今回、知らない大阪を知る旅でもありましたが、
改めて、大阪の街という懐の広さを、ちょっとだけ知った気がします。
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