光市母子殺害事件、再審を認めない判決まで長過ぎませんか?

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1999年、山口県の光市で起きた母子殺害事件。
テレビでも多く取り上がられる有名な事件ですが、なぜこれほどまでこの事件が取り上がられたかと言えば、母子を殺害し、更に殺害した被害者を屍姦するという大変おぞましい凶悪事件が、当時未成年の18歳の少年が引き起こしたという事で、日本社会に衝撃が走りました。

加害者は当時未成年であったため、報道では死刑に値するかという事が大きくクローズアップされていました。

日本の戦後の未成年での死刑確定、いわゆる「少年死刑囚」の判例は決して無いわけではなく、50件近く判例があります。

私個人としては、この事件に関して言えば、十分に死刑に相当すると考えてます。
そして裁判所も、2012年2月20日に死刑判決が確定しました。
事件から10年以上経っての事です。

そこから再審請求があり、先日2020年12月9日に最高裁判所は。死刑囚側の特別抗告を退け、再審を認めない判断が確定しました。

死刑確定から8年、事件から21年経っての出来事です。

私だけではないと思いますが、日本の裁判は長すぎると思います。
もちろん、人権問題ですので、慎重に慎重を重ねるケースはあるでしょう。

しかし、今回のように明らかに残額な犯行を起こした被告が、その後20年以上も生きながらえ、決して癒える事のない被害者遺族を時に再び苦しめる事に、何の正義があるのかと考えてしまいます。

死刑囚に限りませんが、収監している囚人には国費が掛かります。
正確なデータは分かりませんが、1人年間50万以上は掛かっていると言われています。

世界的には死刑廃止の動きがありますが、私は死刑制度は維持すべきと考えますし、少なくとも被害者や被害者遺族の人権を無視してまで加害者人権を守ろうとするような死刑廃止には到底賛成できません。

<参照:光市母子殺害事件 死刑囚の再審認めない判断確定 最高裁 | NHKニュース>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201209/k10012755111000.html

<参照:光市母子殺害事件 – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B8%82%E6%AF%8D%E5%AD%90%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

<参照:少年死刑囚 – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E6%AD%BB%E5%88%91%E5%9B%9A

<参照:「日本国内の確定死刑囚は8月現在107人」 極刑執行刑場の公開で死刑廃止につながるか:MONEYzine:資産運用とお金のこと、もっと身近に>
https://moneyzine.jp/article/detail/187841

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