【社民党分裂】反省なき悪しき政党残滓の末路

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11月14日、社会民主党の臨時党大会で、社民党に所属する議員の立憲合流が認められました。
会合では社民党の衆院議員・照屋寛徳氏から「社会民主主義語る資格ない」「先輩方の遺産を食いつぶしたのはあなた」「上辺は良いが根性は最悪」と猛烈な批判を福島瑞穂党首は受けました。

今回の分裂により、国会議員4人のうち3人が離党する事になったため、社民党議員は福島党首1人という事になりました。

私は世代的にも良く分かりませんが、かつて社民党の前身だった日本社会党は、長く政権を担っていた自民党と対峙する最大野党でした。
万年野党とも揶揄されてましたが、その存在感は今とは比べ物にもなく、かつての社会党を知る人によれば、野党の国会質疑は、今の野党議員とは比べ物にならない、野党としてしっかりとした質問をしていたそうです。
もっとも、今の与党も含め、野党があまりにも下らなく、だらし無さ過ぎる要因もあるかもしれませんね。

私自身は、先程も述べた通り、あまり社会党について詳しくはありません。
しかし快くは思ってません。

それは、かつて社会党党首だった土井たか子氏は、北朝鮮による日本人拉致事件を「拉致は創作された事件」と主張した論文を出し、拉致問題が明るみに出たのちも、この論文を党公式サイトに掲載していた事で謝罪しました。
拉致被害者家族は、北朝鮮とのパイプが太いとされた当時の社民党を頼りにしましたが、結局相手にされませんでした。

事実かは分かりませんが、一部ではその被害者家族の情報を北朝鮮に流したとも言われてます。
そのような事は無いとは信じたいですが、それまでの一連の言動など見れば、あながち嘘とも言えないと私は思います。

いずれにせよ、その拉致問題や様々な要因で、党の凋落に繋がり、今日の事態に至りました。

今、立憲民主党がその受け皿として、議員数を増やしてますが、私は非常に懐疑的です。
なぜなら、彼らは以前、民主党政権時代の反省をほとんどしていない、あるいは反省してそれを生かしているように到底私には思えないからです。
社民党の凋落もまさにそこにあったと思います。

もっとも、反省という点では自民党にも政権を追われたので考えてほしい所でもありますが、しかし、自民党は政権を取り戻すまで、色々奪い返すための準備をしていました。
それが今日、国民のためになったかどうかは、国民一人一人違うかと思いますが、私は少なくとも自民党政権の方が、日本のためにマシだと考えます。

話はそれましたが、社民党はまもなく無くなるでしょう。
いや、実質、存在していなかったに等しいので、無くなった所で、何の影響も無いと思います。
反省すべき点を反省できない人たちの哀れな末路だと思いました。

<参照:社民党・吉田忠智幹事長らが立憲民主党合流へ 社民党臨時全国大会 生中継 – 2020/11/14(土) 13:00開始 – ニコニコ生放送>
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv329009717

<参照:社民議員が福島党首を激しく糾弾「社会民主主義語る資格ない」「根性は最悪」>
https://blogos.com/article/497779/

<参照:社民が事実上の分裂 議員の立憲合流容認、飛び交う怒号:朝日新聞デジタル>
https://www.asahi.com/articles/ASNCG5QWCNCGUTFK009.html

<参照:「新生社民党をつくるべく頑張る」福島党首ら記者会見詳報(1/7ページ) – 産経ニュース>
https://www.sankei.com/politics/news/201114/plt2011140022-n1.html

<参照:日本社会党 – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%85%9A

<参照:社会民主党 (日本 1996-) – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A_(%E6%97%A5%E6%9C%AC_1996-)

<参照:土井たか子 – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E4%BA%95%E3%81%9F%E3%81%8B%E5%AD%90

<参照:福島瑞穂 – Wikipedia>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%91%9E%E7%A9%82

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