子供を狙う卑劣な性犯罪には厳しい措置を!

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教育現場における子供への犯罪、とりわけ性犯罪には特に許せません。
しかし、先日、教頭が自らの体液を電車内で生徒にかけたように、残念ながら犯罪はなくなる気配がありません。

そして子供を狙う犯罪は教育現場だけではありません。

マッチングサイトを使い、依頼を受けたベビーシッターが、子供に対してわいせつな行為を行ったとして逮捕されるケースが相次いでます。
今年の4月以降、ベビーシッターの男2人が相次いで逮捕されました。
子を持つ親からすれば、大変卑劣で許しがたい事件ですが、1つ考えさせられる事もあります。

それは、少子高齢化を食い止めるため、子育て支援を打ち出している政府ですが、待機児童の問題など、子供を育てる環境が整っていないため、こうしたベビーシッターを利用する事が背景にある事がうかがえます。

そうした背景は、時代や働き方の変化に伴うものでしょうが、その変化に対して子育て支援が遅れているのも事実かと思います。

私個人は、理想としては、夫婦で子育てを助け、できれば、同居、あるいは近くに住む祖父母が時折面倒を見てくれるのが理想的と考えますが、現実はそんなケースばかりではありません。
難しい問題ではありますが、これからもっともっと、子育てしながら働きやすい社会になるように願っています。

一方で、子供への性犯罪についてですが、マッチングサイトのベビーシッターの件で、わいせつ事件などで行政処分を受けた人物をデータベース化して未然に防ぐと行った対応が検討されてます。

私ははっきり言って、対応はぬるいくらいだと思います。

性犯罪者の再犯率は高いと言われてます。
実際にはどうでしょうか。

今回のような「小児わいせつ」で見れば、平成27年度の犯罪白書によると、約10%ほどとされてます。
10%を高いと見るか低いとみるかは、事の重大性と各々の捉え方によるでしょうが、私は矯正プログラムを受けているにも関わらず、10%もの再犯を出すことは高いと思います。
更に、小児わいせつの前科が2回以上ある者の再犯率は80%とも言われ、これは矯正ではどうしようもない程の事を物語っていると私は捉えてます。

私は、全ての性犯罪にはGPSによる監視やデータベースの公開など、社会的な制限を設けるべきだと思います。
その対象となる基準や公開度については、いろいろ議論はあるでしょう。
こうした問題にはいつも人権侵害だという主張がありますが、しかし、被害者の人権や尊厳が蹂躙される事に、何が加害者の人権なのでしょうか。
そもそも、そのような犯罪をしなければいいだけであり、また被害者は筆舌に尽くし難い屈辱を生涯背負うかもしれません。
それでいながら「被害者の人権」を置き去りにして「加害者の人権」とは私には理解できません。

「罪を憎んで人を憎まず」という言葉やその理想自体、私は嫌いじゃありませんが、実際の起きた犯罪に対しては人を憎まずにはいられないでしょう。
そして国家は、仇討ちなどの個人の復習する権利を取り上げ、代わりにその罪を裁くようになりました。
罪を裁くだけでなく、国家や社会は、多くの善良な市民の安心と安全を考えていく必要があると思います。

厳しさや監視だけで全てが解決するとも思えませんが、それでもその手段しかないのではと私は考えます。

<参照:ベビーシッターのわいせつ対策 ガイドライン改定へ 厚生労働省 | NHKニュース>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201110/k10012703341000.html

<参照:シッターわいせつ行為対策実施へ|NHK 首都圏のニュース>
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20201110/1000055993.html

<参照:“ú–{ŒYŽ–­ôŒ¤‹†‰ïFŒYŽ–­ôŠÖŒWŠ§s•¨>
http://www.jcps.or.jp/publication/2704.html

<参照:性犯罪矯正教育に一定の効果 再犯率を低減、法務省調査: 日本経済新聞>
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO57303420X20C20A3CR0000?s=4

<参照:わいせつ教員に再び免許を与えてはいけない 専門家が語る再発防止治療の難しさ 性犯罪の「再犯率」と「依存性」>
https://www.fnn.jp/articles/-/82433

<参照:平成27年版 犯罪白書 第6編/第4章/第4節/2>
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/62/nfm/n62_2_6_4_4_2.html

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